不整脈と過換気症候群について [不整脈・過換気症候群]
パニック障害と併発することが多い不整脈、過換気症候群
についてです。
【不整脈】
不安障害やパニック障害が心臓の「不整脈」を併発する
ことがあります。
不整脈は心臓の鼓動が不規則になる症状ですが、
この不整脈は狭心症や心筋梗塞など重大な心臓疾患に
つながりますから要注意です。
パニック発作が起きた時は動悸が激しくなりますので、
心臓に負担がかかります。
発作回数が増え、常態化することでいっそう心臓への負担が
増えますので、長期にわたる発作はできるだけ
避ける必要があります。
【過換気症候群】
不安障害やパニック障害の発作が起きると呼吸が速くなり、
いわゆる過呼吸の状態になることがあります。
過呼吸は「過換気症候群」という名前の付いた立派な病気です。
過呼吸になると肺が空気を吸い込むことが出来なくなり、めまい、
動悸、手足のしびれなどの症状が出て来ます。
過呼吸の症状を起こした人にはビニール袋や紙袋を口に当てがい、
自分の吐いた息をもう一度吸わせる様にすると症状が治まります。
電車の中などでビニール袋や紙袋が無い場合は、袋状にした新聞紙
を口に当てても効果があります。
不整脈を併発するときと同じように、発作が長期にわたり、または
発作回数が増えてくると心臓にも負担がかかります。
やはり早期の治療が、併発を防ぐには望ましいと言えます。