不安障害は発作が起きる場合が多い [不安障害の症状]
不安障害の具体的症状としては、心臓の動悸が急に早まったり
汗が噴出して来たり、体が急に震え出して止まらなくなる
などの症状があります。
この発作は初めて発作が起きた場所に行くと再び起きる
ということがよくあります。
同じ場所に行くと当時のことを思い出してまず気分が悪くなり、
それが発作の引き金になって症状が現れます。
この様なことが幾度か続くと次第に恐怖のサイクルが出来あがり、
又いつ発作が起きるのかとますます不安になります。
⇒予期不安
この不安障害の発作が起きる原因は、全てはその人の心の中にあります。
発作が起きるのではないかと何時も恐れていると、
本当に起きるのです。
ただ発作を経験した人はこの事実を人に話したがりません。
話しても周りは耳を貸してくれないだろうと考え、
何とか自分の力で克服しようと考えています。
それに自分が精神的に弱点を持っているということを
人に知られることは、決して自分にとってプラスにはならない
という打算も働きます。
確かに普通の身体的な病気ならば、人間の体にある自然治癒力で
放っておいても何時の間にか治っていることはよくあります。
しかし不安障害のような心の病に対しても人間が自然治癒力を
持っているかと言えば、それはあるとも無いとも言えませんが、
ただ不安障害が自然に治ったという事例はあまり聞きません。
むしろ専門医による治療をしないままに放置して、ますます症状が
悪化した事例の方が多く聞きます。
不安や恐怖は脳から来るものですが、脳にはその気持ちを引き出し
やすい領域が少なくとも2つあることが研究で分かっています。
そしてこの領域に対する防衛のメカニズムが形成されることで、
体や心がこれに反応するのです。
⇒【パニック障害の症状】