パニック障害と二重人格の関連性 [二重人格(分裂症)]
パニック障害と併発することが多い二重人格(分裂症)
についてです。
【二重人格(分裂症)】
不安発作やパニック発作をそのままにしておくと患者は
発作の苦しみから逃れようとして、脳内で「別の自分」
を作り出すことがあります。
この様に1 人の人が別の自分を持つ状態を「二重人格(分裂症)」
と言います。
二重人格を持つ様になった人は自分では異常になかなか
気付きません。
何故ならばそれぞれ違う自分として行動しているのですから、
当然本人は自分は1 人だと思っているのです。
たいていの場合周囲の人が気付きます。
突然人が変わったようになったり、話していてもあまりにも
気分が変わりやすかったりと、極めて顕著な異常が見られる様に
なるからです。
二重人格と言っても突然声まで変わるわけではありません。
それは映画やドラマの中だけの話です。
二重人格は不安発作やパニック発作の苦しさから逃れる一種の自己
防衛ですから、一旦この症状になると根幹にある不安障害とそこか
ら併発した二重人格のふたつを同時に治療することになります。
その為治療が複雑になって非常に長引きます。
二重人格を持つ様になってしまう前の、早期治療が必要です。