不安障害における合理化 [メンタル日記]



合理化というのは、物事がうまく行かった様な場合になにかと
理屈を付けて、うまく行かない理由を作り出そうとする心の働き
を言います。



つまりうまく行かないのは自分のせいではなく、他の何かに原因が
あると責任転嫁をしようとするわけです。



例えば皆さんの職場で仕事の失敗を上司に叱られるとすぐにあれこ
れと言い訳をする人がいたら、その人はこの合理化で自分を正当化
しようとして必死になっているのかも知れません。



ただこの様な行動は多かれ少なかれ誰にでもありますね。



人間という動物は他の動物と違って面子やプライドなど
様々な感情を持っていますので、無意識の内に自分を
正当化しようとするものです。



要は程度の問題であってそれがあまりにも強く現れれば病気、
そうでなければ正常だということになります。



一般社会でも、単なる言い訳として扱われる程度であれば
問題ない(人格としてどうかは別ですが)といえます。



ただし、異常なくらいに自分を守ろうとしている場合で
明らかにおかしいと感じる場合は、不安障害を疑う
必要があるかもしれません。



ちなみに百獣の王のライオンは非常に強い動物ですが、
一旦「この相手には敵わない」
と感じたら後も見ずに一目散に逃げ出すそうです。



つまりライオンは人間と違ってつまらない面子やプライドには
こだわらないわけです。



ライオンは絶対に神経症などに罹らないでしょうね。



パニック障害になりやすいタイプでも紹介しましたが、
「周りの目を気にしすぎる」 つまり面子やプライドに
こだわりすぎるということがあります。




完璧を求める、几帳面で神経質な人は、要注意です。










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