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不安障害における合理化 [メンタル日記]



合理化というのは、物事がうまく行かった様な場合になにかと
理屈を付けて、うまく行かない理由を作り出そうとする心の働き
を言います。



つまりうまく行かないのは自分のせいではなく、他の何かに原因が
あると責任転嫁をしようとするわけです。



例えば皆さんの職場で仕事の失敗を上司に叱られるとすぐにあれこ
れと言い訳をする人がいたら、その人はこの合理化で自分を正当化
しようとして必死になっているのかも知れません。



ただこの様な行動は多かれ少なかれ誰にでもありますね。



人間という動物は他の動物と違って面子やプライドなど
様々な感情を持っていますので、無意識の内に自分を
正当化しようとするものです。



要は程度の問題であってそれがあまりにも強く現れれば病気、
そうでなければ正常だということになります。



一般社会でも、単なる言い訳として扱われる程度であれば
問題ない(人格としてどうかは別ですが)といえます。



ただし、異常なくらいに自分を守ろうとしている場合で
明らかにおかしいと感じる場合は、不安障害を疑う
必要があるかもしれません。



ちなみに百獣の王のライオンは非常に強い動物ですが、
一旦「この相手には敵わない」
と感じたら後も見ずに一目散に逃げ出すそうです。



つまりライオンは人間と違ってつまらない面子やプライドには
こだわらないわけです。



ライオンは絶対に神経症などに罹らないでしょうね。



パニック障害になりやすいタイプでも紹介しましたが、
「周りの目を気にしすぎる」 つまり面子やプライドに
こだわりすぎるということがあります。




完璧を求める、几帳面で神経質な人は、要注意です。










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不安障害の抑圧とは [メンタル日記]



抑圧というのは、例えば過去に何かの理由で人前で大恥をかいた様
な場合、その嫌な記憶を無理やり忘れ去ってしまいたいとする心の
働きです。


しかし実際にあった事実を過去にタイムスリップして無くすことは
出来ません。


それを無理やり忘れようとするのですから、どうしても精神的に不
安定な状態になります。


何故ならばいくら忘れ去ろうとしても心の奥底には事実は事実とし
て記憶されていて、何かのきっかけでその記憶が蘇えって来ます。


この嫌な記憶は忘れ去ってしまいたい自分と、現実は現実として忘
れられない自分は常に心の中で戦っている為、これが心の葛藤にな
ります。


心の中で葛藤が起きると時にはそれが外観上不適切な行動になった
り、動悸発汗体の震えなどの病的な症状になって現れます。


不安障害じゃなくても、忘れ去ってしまいたい記憶というのは、
誰しも1つや2つはあるのではないでしょうか?


私も、絶対に忘れたいと思う記憶が2つあります。


そして、それは何かのきっかけでふと思い出すことがあります。


でも、本当は思い出したくない、要はその記憶を消して
しまいたいと強く感じているものです。


思い出した時には、とてもイヤな気分になりますし、
場合によっては、情緒不安定ぎみになったり、
自己嫌悪になったりします。


不安障害の抑圧症状は、このイヤな記憶が蘇った時に
神経症と言える症状が出ることです。


単にイヤな気持ちになるだけでなく、身体に不調をきたす
ような病的な症状が出るという場合は、神経症を疑ってみる
必要があるでしょう。







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不安障害につながる神経症 [メンタル日記]


暗い夜道を歩く時や試験の前など心臓がドキドキして不安な気持ち
になることは誰にでもあります。


しかしこの様な不安にはきちんとした原因があり、その原因が取り
除かれれば不安は消えてしまいます。


俗に言うところの「心臓が強い人・弱い人」の差はありますが、心
臓が弱くてすぐドキドキする人も別に病気ではありません。


普通の人よりも多少神経が過敏なだけです。


ところがこの様な原因がはっきりしている不安と違い、原因がはっ
きりしないままに突然不安感が襲って来て自分で制御出来なくなる
人がいます。


その様な人には次の様な症状が現れます。


まず心臓の鼓動が早くなり、めまいがして、座らないと転んでしま
いそうになります。


呼吸がうまく出来ずに手足は感覚が麻痺したようになり、体中から
冷や汗が出て来ます。


胸のあたりが締めつけられる様で心臓発作がおこるのではないか、
どこか悪いところがあるのではないかとますます不安になります。


でも心臓に病気があるわけではありませんので、決して死ぬという
ことはありません。


この様な症状がかなり長い間続き日常生活にも支障を来たす様な状
態になれば、それは立派な病気です。


医師はこの様な患者を「不安障害」と診断します。


不安障害は以前は神経症と呼ばれていましたので文献などによって
は今でも神経症という言葉が出て来ますが、不安障害と神経症は基本
的に同じ精神の病気です。









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パニック障害を改善・克服【パニック症候群の治療法】

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