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トリプトファン・セロトニンの不足 [不安障害の原因]



不安障害のひとつであるうつ病は、脳内にある「セロトニン」
という物資が不足するとなりやすいと言われています。


このセロトニンという物資は、「トリプトファン」という
必須アミノ酸が原料になって体内で合成されます。


必須アミノ酸は体内では作られませんので食事から摂取すること
になりますが、トリプトファンは肉、魚、豆類、乳製品、ナッツ
などたんぱく質が多い食材に豊富に含まれています。


これもダイエットなどの結果不足しやすいので注意してください。


薬の副作用やある薬の服用をやめことがきっかけで不安障害に
なることもあります。


アルコールやカフェイン、風邪薬、消炎剤、ニコチン、やせ薬
など、原因となり得る薬は様々です。


昔から「薬と毒は紙一重」と言われる様に薬というのはある人には
体に良い効果を現しても、別の人には同じ薬が悪い影響を及ぼす
ことがあります。


又、覚せい剤などの薬物の常用も精神の不安定をもたらし、
不安障害の原因になります。


大勢の人の前で話したり入社テストの面接を受けたりする場合、
心臓がドキドキしたり喉が渇いたり手足が震える様なことは
誰もが経験することで、それは何も問題はありません。


しかしそれが度を越して人と合うのが怖くて学校や会社にも
行けない、それどころか外出するのも怖いということになれば
これは「社会不安障害(対人恐怖症)」と呼ばれる立派な
不安障害の症状です。


この対人恐怖症は結構その予備軍が多く、だいたい10 人に1 人
程度の予備軍がいると言われています。



特に20 代~30 代位の若い女性にその傾向が強く、女性の場合は
男性の約2 倍の予備軍がいるそうです。


もちろんそのほとんどは単に人前で話すのが苦手で結婚式の
スピーチを頼まれるだけで寝られなくなったり、初対面の人と
話をすると顔が赤くなるなどの一般的な症状だけで終わります。


対人恐怖症が高じていわゆる「引きこもり」になる様な人は
神経質でもともと小さな失敗などに何時までもこだわったり、
子供の時から怖がりで不安感を持ちやすいなどの特徴が見られます。


又、子供の頃に人見知りが強い子供だった人も、成長して
対人恐怖症になる人が多いと言われています。


世の中には何事も完全にこなさなければ満足しない、いわゆる
「完璧主義者」と呼ばれる人がいます。


このタイプの方には真面目で勉強も仕事も出来る人が多いのですが、
一歩間違うと不安障害になりやすいタイプでもあります。


なにしろ完璧主義者ですから、自分のちょっとしたミスも
許せません。


例えばたまたま大勢の人の前で話をした時に話しの内容を
度忘れしてとちったとします。


するとその時の屈辱感、自己嫌悪間が何時までも尾を引き、
結果はそれがトラウマになって、それ以降人前で話そうとすると
動悸、震え、発汗など不安障害の症状が現れ、やがては人前に
出るのさえ怖くなります。


以上お話しした様に不安とそれによって引き起こされる不安障害は
単一の原因ではなく、様々な原因や周囲の環境によって引き起こさ
れるものと考えるのが妥当なのです。



⇒【関連性のある障害】










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食事との因果関係 [不安障害の原因]


きちんと食事を摂らないことも、不安障害の原因になる
と言われています。


もちろん不安障害の原因は食生活だけではありませんが
ある特定の栄養素が不足するとストレスに対する耐性が
弱くなったり、常に精神が不安定になりやすいと
言われています。


一例を挙げれば次の様な栄養素です。



【カルシウム】
カルシウムが不足するとイライラしやすくなります。

すぐに怒り出す人を称して

「あいつはカルシウムが不足している」

などということがありますが、それは本当のことなのです。


カルシウムの多い食材は骨ごと食べることが出来る小魚や
チーズ、納豆などの大豆製品です。


カルシウムの吸収を良くする為にはビタミンD が必要ですが、
ビタミンD は干しシイタケなどに多く含まれています。



【マグネシウム】
マグネシウムには上記のカルシウムの働きを調整する作用が
あります。

マグネシウムが多く含まれている食材はピーナツやアーモンド
などのナッツ類やひじきなどです。

大豆やその加工食品の納豆にも多く含まれています。



【ブドウ糖】
ブドウ糖は脳も含めた体のエネルギー源です。

不安感情は脳の働きによって起きるものですから、
脳は常に活性化しておくことが重要です。

ブドウ糖はご飯やイモ類、砂糖、果物などに多く
含まれています。

若い女性に多いスリム願望で、これ等の食材を敬遠するのは、
ストレスに弱い体を作ることにつながりますので要注意です。

ダイエットのために、なくてはならないブドウ糖が極度に
不足した場合などがよくあり、食事の量だけを単に減らす
というダイエットは、必要な栄養素を欠落させます。

不安障害患者がダイエットをしている、過去にしていた
と言う場合も少なくないのです。


⇒パニック障害の原因










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個人の性格の影響 [不安障害の原因]


不安障害には個人の性格的な部分も影響すると言われています。


不安障害を持つ患者の性格を調べてみると、「興奮しやすい」「臆病」
「神経質」「内気」という様な性格に共通点があるということが分
かっています。



この様な性格の人は様々な場面で自分の主張を十分に述べることが
出来ず常に他人に圧迫されることが多いので、その結果「孤独感」
「追い詰められた感じ」「息が詰まりそうな感じ」などを持ち続け
る様になります。



この様な陰にこもった感情を称して「陰性感情」と言いますが、こ
の様な陰性感情を持った人は何かのきっかけで不安感情が高まり、
それが高じるとやがて不安障害を発症します。



リラックスして、あまり物事にこだわらずに力を抜いて…と
周りの人は簡単に思うのですが、それが簡単にできるくらいなら
不安障害にはなりません。



持って生まれた性格というのも、努力次第で改善する場合も
多いのですが、やはり時間と忍耐力は必要です。



ただし性格については、「暗い」とか「内気」とみられる場合も
実は「心配性」とか「苦労性」と自分自身で思い込んでいるという
場合も少なくないのです。



本来は、明るくさっぱりとした性格を持っているのに不安障害に
なる場合などは、周りに気を遣いすぎる環境に置かれている
ことが多いのです。



職場であったり、学校であったり、時には親との同居家庭
環境が原因だったりします。



環境をガラッと変えてみるというのも有りですが、それは
担当医との相談をしながらすすめるべきです。



性格が影響していると判断された場合には、心理療法が
効果的ですが、中でも自分の不安・心配の受け止め方が
偏っているのではないかと検討し、認知の誤りを訂正する
認知療法が有効と言われています。


⇒全般性不安障害(GAD)









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ストレス原因説 [不安障害の原因]



不安障害の原因としては「ストレス原因説」は以前から有力です。


ストレスと言えば、現代社会がストレス社会と言われるくらい
ほとんどの方が抱えているといってもいいかもしれません。


ストレスがあれば必ず不安障害になるのか?と言われれば
ならない人のほうが多いのです。



それは、ストレスのタイプによっても変わるようです。



最近は職場の人間関係や借金、家庭の問題などで様々な
ストレスを抱える人が増えています。


ストレスと不安障害の因果関係もまだはっきりと解明されてる
わけではありませんが、ただ不安障害のひとつである

「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」
は、何か大きなショックを受けた後に患者が急増することが
分かっています。


例えば大きな自然災害や戦争などのショックです。



日本で心的外傷後ストレス障害(PTSD)という病名が一般に
知られる様になったのは阪神・淡路大震災の後、被災者の中から
多くのPTSD 患者が出たことがきっかけでした。



アメリカなどでPTSD が知られる様になったのはもっと古く、
第一次世界大戦の頃から研究が始まり、ベトナム戦争での
兵士の患者急増で広く一般に知られる様になりました。



又、不安障害の患者には幼少時に大きなショックを受けた、
いわゆる「トラウマ」がある人が多いことも知られています。



ただ大災害や戦争、又は幼少時のトラウマなどではなく、
現代社会における様々な環境によるストレスが、不安障害の原因
になるということもあります。


もっともこれは人によって差があります。



例えば国民の金メダルへの期待を一身に背負ったオリンピック代表
選手などは、多分普通のサラリーマンなどとは比較にならない猛烈
なストレスを感じていると思います。



でもオリンピックの代表選手が何等かの不安障害になったという話
は聞いたことがありません。



「オリンピック選手と比べられても困る」


と言われそうですが、確かにメンタル面での強化をしている場合も
多いそうです。


ストレスが原因ということについては、少なからず納得する部分も
あるかと思いますが、不安障害には個人の性格的な部分も影響する
と言われています。


不安障害を持つ患者の性格を調べてみると、「興奮しやすい」、
「臆病」、「神経質」、「内気」という様な性格に共通点があると
いうことが分かっています。


この様な性格の人は、様々な場面で自分の主張を十分に述べることが
出来ず常に他人に圧迫されることが多いので、その結果「孤独感」、
「追い詰められた感じ」、「息が詰まりそうな感じ」などを持ち続け
る様になります。



この様な陰にこもった感情を称して「陰性感情」と言いますが、こ
の様な陰性感情を持った人は何かのきっかけで不安感情が高まり、
それが高じるとやがて不安障害を発症します。



人それぞれに顔形が違う様に、ストレスにも耐性の高い人と低い人が
いますので、同じ環境に置かれても不安障害になる人とならない人
がいます。


従って、ストレス原因説も当ってはいますが、それが原因の多くを
占めているとは言い切れないのです。



⇒【関連性のある障害】









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遺伝的な影響 [不安障害の原因]



不安障害と遺伝の関連性についてです。



不安障害のある人の脳は、普通の人の場合に不安や恐怖と
感じない状況を、不安や恐怖と感じ取ります。



不安障害を持つ人の脳は、ある程度の不安要素があることは
確かだが、普通の人はそれを不安や恐怖と感じない程度の
曖昧な状況を、確実な不安や恐怖と認識して過剰反応するのです。



不安障害の発作を引き起こす原因となるものは他にもあります。



そのひとつは遺伝的な影響です。



不安障害を持つ人の家系を調べると、同じ家系の中に
不安障害うつ病アルコール中毒などの患者がいる確率は、
一般の家系よりもはるかに高いという結果が出ています。




うつ病やアルコール中毒なども、心理的な不安や恐怖など
内面的なものがその根底にあって発症します。



もともと不安障害に罹りやすい体質を持つ人が、その周辺の環境など
によって、何かのきっかけで不安障害になったり、うつ病になったり
アルコール中毒になったりしますが、根っ子の部分は
全部同じ遺伝子です。



もちろん不安障害と遺伝の関係はまだはっきりと
解明されたわけではありません。



従って、現状はまだ仮説の段階ですが、不安障害の患者がいる
家系には、他にも同類の患者がいる確率が、他の家系よりも
高い事実は否定出来ません。



⇒【パニック障害の原因】









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不安障害の引き金となるものとは? [不安障害の原因]



不安障害とは、いったいどんな原因で起きる症状なのか
についてお話します。



不安というのは本来外部からの脅威に対する正常な反応です。



人間の脳は外部からの脅威を認識すると、それに対して逃げるか
反撃するかなどの対応を素早く判断します。



それと同時に逃げるにせよ戦うにせよ、これから必要とするで
あろうところの大きなエネルギーに対応する為、血流が増え
筋肉が緊張するなど体に急激な変化が現れて来ます。



心臓の鼓動が早くなったり、いわゆる武者震いがする
といった様な状態です。



しかしこの様な不安とそれに対する体の反応は、全て恐怖心から
来るものであり、それは誰にでもある正常なものです。



それに対して特に外部からの脅威がある状況でもないのに、
突然不安がこみ上げて来てどうしようも無くなる人がいます。



つまり第三者的に見れば不安や恐怖が起きそうな状況では無いのに、
本人だけは何故か突発的に不安や恐怖を覚えるのです。



しかもそれが頻繁に起きる様になると、これはとても体の正常な
反応とは言えません。



すぐに医師の診察を受けることをお勧めしますが、医師はおそらく
不安障害の診断を下すでしょう。



では何故この様な不安障害が起きるのでしょうか?




実はこれこそが不安障害の引き金となるもの、又は直接不安に
つながる原因であると決定づけるものはなにひとつとして無いのです。



何かきっかけがあるはずだと思われるかもしれませんが、
これと言ったきっかけはありません。



不安障害は何のきっかけもなく、急に起こってしまうことが
あるのです。



普通に歩道を歩いていたり、公園でベンチに腰掛けていたり、
レストランで食事をしている時でも突然不安感が襲って来て
制御し切れなくなることもあります。



何が原因か全く不明で、全てはその人の意識によるものとしか
言い様が無いのです。



つまり不安の原因は全てその人の心の中でベールに包まれていて、
外部からはうかがい知ることが出来ないのが現状です。




⇒関連性のある障害









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パニック障害を改善・克服【パニック症候群の治療法】

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